Wednesday, October 05, 2022
Ridgeline Conservation Safari
ワナカ湖畔にある在来種の樹木の森は、10年にわたる観光事業の取り組みが生んだ、美しく永続的な宝物です。
ワナカの観光業者、リッジラインのマーク・オーベルはこの10年、地域の植物園や自治体と協力してグレンドゥ・ベイの一角の緑化に取り組んできました。付近は湖とアスパイアリング山の景勝地として知られる、地元でも人気のスポットです。
湖畔で行われた植樹は450回以上。何の緑もなかった以前のような場所はほとんどなくなり、在来種の高木と低木の茂る森が地元の野生動物の楽園となっています。この取り組みは、在来種の生息環境が意図的に回復できることを実証しています。
リッジラインは高原でガイド付きウォークやオフロード・サファリ、写真撮影のツアーを提供する一流オペレーターです。マーク・オーベルによると、同社のツアーは、ガイド付き体験旅行で環境保全の価値を知ってもらうことで、地元のドラマチックな景観美とお客様を結びつけるよう考慮されているということです。
「ツアー料金の何パーセントかはここに植える苗の購入に充てられていますので、お客様には、リッジラインに参加することによってグレンデュ・ベイの緑化プロジェクトにご協力いただけます。つまり、ツアーを地元ワナカに還元できる機会にしているのです。」
この緑化プログラムは、テ・カカノ・アオテアロア・トラストとクィーンズタウン・レイクス地方議会(QLDC)とのパートナーシップで運営されています。
苗を提供しているテ・カカノは地元の非営利団体で、地域の本来の動植物で環境を再生するため、在来種の育苗に取り組んでいます。また、地域のコミュニティや企業グループ、学校と協力し、土地の手入れに参加してもらうなどの活動をしています。
リッジラインは体験型のコンサベーション・サファリとグループ向け新オプションの計2種の環境保全体験を増設しました。特に後者は、クィーンズタウンおよびワナカで成長過程にある会議・インセンティブ市場に合わせたものになっています。
リッジライン・ハンズオン・コンサベーション・サファリ
マークによるとハンズオン・コンサベーション・サファリ(opens in new window)は善行になるアクティビティを通じてこのユニークな自然環境について学ぶことができるので、お客様がワナカと深く永続的につながりを築く機会としてぴったりだ、ということです。
ツアーではまず、本来の環境を取り戻すため、植物を増やし、教育や参加体験を実施している地元の育苗施設、テ・カカノを訪れます。熱心な現地ボランティアと一緒に、鉢上げ、水やり、植え付けなど、日々の作業を手伝っていただきます。
休憩を挟んで4WD車でワナカの広大な高原部に移動し、ウエスト・ワナカ・ステーションで行われている害獣駆除プログラムを見学します。高原牧場と周辺の美しい風景を守るため、罠を仕掛ける作業が必要であることがお分かりいただけるでしょう
その後はワナカ湖を見下ろせる場所でピクニックランチです。ワナカの動植物保護に貢献したことを称えながらお楽しみください。