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Tuesday, March 12, 2024

ニュージーランドでキーウィに会える場所 10選

プカハ・ナショナル・ワイルドライフ・センター、ワイララパ

好奇心旺盛なニュージーランドの国鳥、キーウィ

 

キーウィのヒナは、完全に羽が生えそろい、すぐに自力で捕食できる状態で孵化しますが、無事成長するには人間の手助けが必要な時期があります。ナショナル・キーウィ・ハッチェリーをはじめ、ニュージーランドの各地にある孵化場は種を保全するためのプログラムを組んで、ヒナ鳥を育てる重要な役割を果たしています。

個体数がまだ少ないキーウィですが、多くのキーウィハウスや保護区がマヌヒリ(訪問者)を受け入れています。運が良ければ、野生のキーウィに会える島もあります。

  • ロトロア島、オークランド(opens in new window) - オークランド沖のハウラキ湾に浮かぶロトロア島には、ノースアイランド・ブラウン・キーウィが25羽以上生息しています。輝かしい過去を経て静かな野生動物保護区となった島には宿泊施設があるので、夜間滞在することでキーウィを見かけたり声を聞いたりするチャンスを最大限に広げることができます。

  • サンクチュアリー・マウンテン・マウンガタウタリ、ワイカト(opens in new window) - ケンブリッジ郊外に位置するユニークな環境保護区、サンクチュアリー・マウンテン・マウンガタウタリでは、タカヘやキーウィ、トゥアタラなど、ニュージーランドでも特に珍しい稀少種の生き物がのびのびと暮らしています。夜間のプライベート・ツアーや、キーウィを野に放つ体験の手配も可能です。

  • オトロハンガ・キーウィ・ハウス、ワイカト(opens in new window) - オトロハンガ・キーウィ・ハウスは1971年に設立され、キーウィをはじめとするニュージーランド固有種の鳥類を保護飼育する非営利の野生動物保護飼育施設です。ブラウン・キーウィの繁殖プログラムとその活動状況について、豊富な知識を有するフレンドリーなガイドがご案内します。営業時間中に夜の月明かりになるよう照明を調整した特別な飼育舎と、巣穴に設置されたカメラでキーウィの様子が見られるようになっています。

  • ナショナル・キーウィ・ハッチェリー・アオテアロア、ロトルア(opens in new window) — ロトルアにある孵化場で専門家たちの努力が実を結び、世界をリードする成果をあげています。ツアーに参加すると、人工孵化の作業の様子を見学できます。

  • プカハ・ナショナル・ワイルドライフ・センター、ワイララパ(opens in new window) – ワイララパにあるプカハ・ナショナル・ワイルドライフ・センターもまた、ニュージーランドの稀少種の野鳥を対象とした保護飼育で技術を先導してきた施設です。太古の森に囲まれた暗室の中で、積もった落ち葉をつつきながら歩くキーウィの姿を探してみてください。 

  • ジーランディア、ウエリントン (opens in new window) — ウエリントンのダウンタウンから車でわずか数分、森林に覆われた渓谷にあるジーランディア、テ・マラ・ア・タネは、ニュージーランドでも特に希少な野鳥や動物の楽園で、保全活動の世界をリードする存在としても知られています。ナイトツアーに参加すると、ジーランディアで暮らす150羽のリトル・スポッテッド・キーウィ(コマダラキーウィ)に会えるかもしれません。

  • カピティ・アイランド・ネイチャー・ツアーズ、ウエリントン (opens in new window) — 北島南端部の西海岸から5km沖にあるカピティ島自然保護区では、ニュージーランドでも特に重要な野鳥の個体回復活動が進められています。リトル・スポッテッド・キーウィ(コマダラキーウィ)は本土の森林では一旦絶滅してしまいましたが、カピティ島ではのびのびと繁殖しています。ツアーは日帰りと宿泊込みがあり、往復の船の便が含まれています。

  • ウィローバンク野生動物公園、クライストチャーチ(opens in new window) - ウィローバンク野生動物公園では、オカリト・ロウィ、ハースト・トコエカ、グレート・スポッテッド・キーウィ(オオマダラキーウィ)、ノースアイランド・ブラウン・キーウィ、計4種類のキーウィを孵化させています。大きくなった鳥たちを自然環境に戻すため、熱心に作業するスタッフの様子が見られます。

  • オロコヌイ・サンクチュアリー、ダニーデン(opens in new window) - ダニーデンの北20kmにあるオロコヌイ・エコ・サンクチュアリーは、307haの森林全体のエコシステムを人類到来の前の状態に復旧させる活動を続けています。キーウィの「幼稚園」では、最も希少なキーウィであるハースト・トコエカが飼育されています。

  • ラキウラ/スチュアート島 (opens in new window) — スチュアート島ワイルド・キーウィ・エンカウンターは、究極のキーウィ体験です。専門ガイドの案内でボートに乗って少し移動してから海岸沿いの森を散策し、オーシャン・ビーチに向かいます。サザン・ブラウン・キーウィ(ラキウラ・トコエカ)が餌を求めて動き回る様子は暗くてもそれと分かるでしょう。